GW、ミツバチの捕り物で楽しませてもらった。
事の発端は、5日の朝。
釣りに行く予定もないので、ちょっとキャスティングの練習でもしようと
玄関を出てみると、頭の上がなんだか騒がしい。
グワァーン~、グワァーン~。
音のする方を見ると、隣家二階の物干しの屋根に
ミツバチの大群が鈴なりになっていた。それも2ヵ所。
お隣の方に状況を伝えて対策を検討た結果、嫁さんが
いつもストーブの薪をもらっている梨園さんに連絡してみたら
と言うので梨園さんに相談する事にした。
ここの梨園は果樹の受粉のために、いくつものハチの巣箱を
園内に置かれていて、そこで集まったハチミツも販売されている。
梨園さんに電話をすると、直ぐに駆けつけてきてくれて、
ミツバチの大群を、持参した巣箱に手早く移してくれた。
ミツバチの捕り物は、これで一件落着。
と思いきや、隣の奥さんが
『お隣(我が家からは隣の隣り)のご主人も、ハチが家に巣をしたので、
養蜂家の方に、駆除を頼まれたらしいですよ・・・・』
と言い出した。
で、私と梨園さんがお隣の様子を見てみると、
これまた沢山のミツバチが軒先の穴から
家に出たり入ったりしているのが確認できた。
となると、今度は隣の隣りのお宅のミツバチの捕り物。
しかし、こちらはハチの住み処が家の中とあって、
外壁となっている杉の焼き板を剥がさないと、中の様子が分からない。
簡単には剥がせそうにないので、
ご主人が翌日までに杉板を剥がしておくということで、
こちらの捕り物は出直しとなった。
そして、6日の朝。
朝早くから、杉の焼き板を剥がす作業をされているのか
トンカチの音が近所に鳴り響いていた。
まもなく梨園の方が見えられ、ミツバチの捕り物第二幕の開始とあいなった。
これがこれが、とんでもないおおきなミツバチの巣。
杉板を1枚剥がしても全容が見えず
2枚剥がしてみてもなお、奥に広がっていて、
結局3枚の杉板を剥がしたところでやっと
全体が見えるというとんでもない大きさの物だった。
剥がした杉板にもハチの巣の断片が付いていて
そこには黄金に輝く美味しそうなハチミツがついていた。
ハチの巣のまわりには当然ハチの大群が群がり
ハチミツのまわりには近所の子どもや大人が群がった。
天然のハチミツ、実に美味しい。
結局この日、梨園さんはハチの巣を撤去して、
そのお裾分けを近所に配って帰られた。
梨園さんとしては、ハチが欲しいのだそうで
ハチの捕獲は、驚いて飛び散ったハチ達が
元の巣のあったところに戻ってきて
塊となったところを捕獲するということで、また出直されるとになった。
梨園さんが帰られたあと、ご近所3軒は、
お裾分けのハチの巣からせっせとハチミツ絞ることとなった。