雲ひとつ無い晴天の日、私の釣果は
一点も曇りもないボウズでした。
福永さんに、
「今日は、もう帰ろう・・・・」と言って、
近くで釣っていたkeiちゃんに、挨拶をして帰るべく一旦脱渓しました。
keiちゃんはお兄さんと釣りにきて、いつものように川に突き刺さっていました。
「moriさん、もう帰るの?」
「これからだよ・・・絶対釣れるから!」
絶対に釣れると言われて、そのまま帰れるはずのない、私と福永さんは
あまりいい釣果を得ていなかった重い足を引きずりながら
keiちゃんに教えてもらったポイントに入り、夕まづめの開始です。
最初の内は釣れませんでしたが、辺りが少し暗くなり始めたころから
葦ぎわでライズがはじまり、いい型のタナビラやイワナが何匹か釣れました。
keiちゃんの、”絶対” の一言のおかげでボウズを脱し、気分良く帰る事ができました。
川に突き刺さったkeiちゃん。
このポイントから上流にも下流にも動きません(笑)