火鉢の灰
お茶の世界では 「火事になったら真っ先に持ち出せ」 と言われる灰。
風炉で使う灰は、クヌギなどの灰にいろいろな手を加えて作るそうです。
その灰を何年も何年も使い込むことで、いい灰に育つとか。

我が家の火鉢の灰は、クヌギなどの雑木の灰をそのまま使っています。

お正月、我が家を訪れた父が火鉢の灰を見るなり
「木の灰は、固うなるやろ?」と言います。
確かに最近、火箸が刺さりにくいと感じていました。
さらに父いわく
「火持ちも悪いし・・・・・」
確かに、火鉢に炭を入れ灰を被せるとすぐ消えるし、
炭を掘り起こすと、すぐ燃え尽きるような気がしていました。
「藁(ワラ)の灰を入れると、火持ちがええねんけどなぁ。」

風炉で使う様に、ちゃんと手を加えていない雑木の灰は
使っているうちに土団子のように固くなり、
通気性が悪く、火鉢の火加減ができないとか。

その点、藁の灰は固まる事がなく、いつまでも適度な通気性が保たれるため
火鉢には藁の灰を入れるといいという事らしいです。

そこで、正月早々父親に手伝ってもらいながら
大量の藁を燃やし、少量の藁灰を作って火鉢に入れました。
色は黒くて風炉の趣はありませんが、火加減のできる火鉢になりました。
f0053342_2001127.jpg

使わなくなった道具とともに、
忘れ去られていく知恵知識がどれだけあることか。
そしてそれに気づく事さえなく暮らしている事が、
少し寂しく感じられました。

・・・・・もったいない。
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by seiyoukebari | 2010-01-13 11:02 | 薪ストーブ | Trackback | Comments(4)
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Commented by daikyu at 2010-01-14 20:17 x
寅さんのDVDを久しぶりに観たのですが、寅さんが甥っ子に営業とは
こういう事だと教えてるシーンがありました。鉛筆の思い出を語り、大道
芸人の様に見事に鉛筆を売っちゃうのですが、火鉢の上でおふくろが
鉛筆を削ってくれたんだよなぁと思い出を語ります。

その鉛筆の削りかすが燃えてぷーんていい匂いがするんだよなぁと情
感たっぷりにやってました。匂いが画面からしてくる程の描写でしたが
そんな懐かしさも今はシャープペンやボールペンと言う『便利さ』と言う
ものに隠れてしまってます。古きよき時代を今でもよき時代にしたいで
すね。
Commented by ふくちゃん at 2010-01-14 22:30 x

当方の地域行事ではマダマダ火鉢が活躍しています
もちろん灰はワラを継ぎ足していますよ

しかし火を大きくすると土団子のように固まってしまいます
これって炭の灰(木の灰)が固まってるのでしょうか?

寒い日の又火鉢、お尻が暖かかったですね~



Commented by 西洋毛鉤 at 2010-01-15 18:17 x
daikyu さん、こんばんは。

鉛筆の削りかすが燃える匂いって、独特でいいものでよね。
懐かしいな~。

今夜、火鉢で鉛筆燃やしてみようかな(笑)
Commented by 西洋毛鉤 at 2010-01-15 18:21 x
ふくちゃん、子供のころはよく火鉢にお尻降ろして叱られましたが、
大人もやってましたね。

親戚のおじいちゃんは、火鉢の火できようにキセルに火を着けてました。
懐かしいな~。

竿、まだよろしいか?
鮮度が落ちますよ(笑)
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釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
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