槇の木
こんな板をながめていると、ランディングネットが作りたくなってくる。
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材は『槇』
何も手を加えていない建材なのにピカピカの光沢で触るとツルツル。
光の具合によって波のように変化する杢。
少し甘ったるいような、なんとも良い匂い。
水を垂らしても樹脂分が多いのか、水玉状にはじいてしまう。
浴槽・浴室の材として「一番は槇、二番は檜」と言われるのも納得。

実はこの槇の材は我が家の浴室のリフォームで出た端材。
築30年近い我が家のお風呂は、タイルが割れ脱衣場の床がギシギシ言って
水回りがかなり傷んで来ていたので、先日リフォームをした。

工務店の方とどんなお風呂にするか相談をしていて
私の方は、ユニットバスにするしか選択肢は無いものと思っていたところ

「ハーフユニットというのにして、上は板をはっちゃろほん。
 槇の板はええでぇ~」

と勧められ、下半分のユニットバスに上半分を槇の板にしてもらう事にした。
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狭い風呂だが、槇の綺麗な杢と甘い匂いに囲まれて
浴槽に浸かっているとほっこりする。



槇の木には子どもの頃の思い出もある。

実家の庭に大きな槇の木があった。
槇の木は枝が多く、子どもが木登りをするのには打って付けだ。
枝をハシゴのようにして登っていくと、
蔵の棟の鬼瓦が横に見えるところまで登る事ができた。

猫もよく槇の木に登っていた。
私はお陰様で槇の木から落ちた事はなかったが、
猫が槇の木から落ちるのを一度見てしまった。
あの時の猫のばつの悪そうな顔が今でも思い出される。

槇の木には実がなり、あまり美味しくはないが食べる事もできた。
細長い葉っぱを4枚使って、手裏剣を作って遊んだりもした。
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実家の槇の木は今も元気に茂っている。
先日、GWに田植えの手伝いをしながら
あの槇の木はいつ頃からあるのかと父親に尋ねたところ
「ワシが生まれる前に、 父親が近所から貰ろうてきて植えたと言うてた」
との事。

何年か前、祖母のお葬式に集まった叔父達がこの槇の木を見て
「小さいころ、よおこの木に登って遊んだなぁ・・・・・」
と懐かしそうに言っていたのを思い出した。
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by seiyoukebari | 2011-05-25 12:30 | いろはにほへと | Trackback
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