晴れの日の合間に AM8:00 ~PM3:00

竿つくりをしていると、釣りの時間がなくなってしまうので
8時には家を出て、大きなアマゴを狙いに出かけた。

我が家から高速を使い、車止め地点までちょうど一時間。
今日はそこから歩いて、少し上流を狙うことにしていた。

雨も上がり、入渓直後には狙うアマゴの反応もあり、上々の滑り出し・・・・
が、次第に雨脚が強まり、フライに出てくるアマゴは一向にフッキングしない。

なんとかチビアマゴとチビイワナを釣り上げるも、友人の方もなかなか釣果が上がらない。
f0053342_11490700.jpg
かなり釣り上がったところで、嫁さんが作ってくれた本日2個目のおにぎりを食べようと、
ベストの背中のポケットに手を伸ばすと・・・・
無い!おにぎりが無い!
お気に入りの柳ごおりの弁当箱に入れたおにぎりが無い!
1個目のおにぎりを食べた時に落としたのか、
それとも雨具を出した時に落としたのか・・・・・?

いづれにしても、かなりの時間釣り登ってきているので
探しに戻ったところで、見つかるとは思えなかった。
でも、愛着のある柳ごおりとその中に残っている2個のおにぎりを
諦めることができず、友人にはこのまま釣り上がってもらって
一人、弁当箱を探しながら、雨の降る溪を下ることにした。

溪をこんな気持で歩いたのは初めてである。
情けない。自分の不注意に腹が立つ。
ときおりそのやるせない気持ちを、奇声に込めて発しながら
弁当箱を探し下るが見つからない。

流れに足元をとられふらつく。
樹の枝を掴んで、ふらついた体を支えようとしたら
その枝の上で、天敵の蛇がとぐろを巻いていた。
また、奇声を発してしまう。
竿で突っついても動かず、こちらを威嚇し続けるヘビの顔が
今もまぶたから離れない。

オイルの効き目が薄れた帽子からは、雨が染み込み目に入る。
それをフロータントのついた手で拭いたものだから目がしみる。
涙がでる。

入渓点近くまで来たが、結局見つからなかった。
諦めてまた友人のところまでもどろうと少し登ったところで、
友人が心配して、下ってきてくれた。

その第一声は、
「moriさ~ん、蛇にかまれました~~~~」
私が掴もうとした枝にいたアイツだ。
竿で突っつかれた仕返しに、友人に噛み付いたのか!?

幸いにも友人を噛んだヘビはマムシではなく、
噛まれたところに痛みはなく、腫れもしなかった。

さすがに弁当箱は諦め、林道に上がろうと思ったが、友人が
「もう一度探しながら、登りましょう。」
と言ってくれたので好意あまえ、再度降りてきた川を二人で探し登った。

釣りもせず、溪を行ったり来たり・・・・・情けない。
友人の好意と、フロータントを溶かした雨が目にしみる。
涙がでる。

雨で体は冷え、脚はふらふら。
 このまま見つからなかったら、もう柳ごおりの弁当箱なんて買えへんやろなぁ・・・
 もしあのヘビがマムシだったら、私の不注意で友人がマムシに噛まれた・・・・
 そんな事になってたら、もう釣りなんか行けへんやろなぁ・・・
などと、情けないことばかり頭に浮かぶ。

疲れた脚で半分ほど戻ったところで、少し先を行く友人が、

「moriさ~ん、ありました~~~~」

と、弁当箱を持った手を、大きく振ってくれた。

さあ、仕切り直し!


f0053342_14272685.jpg

[PR]
by seiyoukebari | 2014-05-16 11:49 | 釣行記 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://seiyoukeba.exblog.jp/tb/22055340
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 店主 at 2014-05-16 21:07 x
始めから柳こおりも落とさず、ヘビにも噛まれず、魚だけ釣れても、面白くなかったでしょうなぁ。我が釣行ベスト3にランクインしました(≧∇≦)
Commented by 西洋毛鉤 at 2014-05-19 09:09 x
柳こおりも落とさず、ヘビにも噛まれず、魚だけ釣れるのが良いです!
<< 晴れの日の合間に PM3:00... 晴れの日の合間に AM6:00... >>


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31