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緊張感に包まれた釣行
今回も目的の支流の入り口には車が止まっていた。
仕方なく今回も本流の上流へ行くことにした。
ここの駐車場にも1台の車が止まっていたが、登山客のものらしい。

雨の後の好活性を期待していた渓は渇水ぎみで、反応はいま一つ。
登山客のものと思われた車は、釣り人だったのかもしれない。

それでも、いつ大物が出てきてもおかしく無い怪しいポイントが続き
緊張感ある釣りが楽しめた。
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釣行の中盤、別の意味で私たちは緊張感に襲われた。

私はそれほど広くない川の真ん中を釣り上がり、
友人は上流に向かって左の岸際を狙っていた。

左岸は護岸がしてあって、大きなコンクリートのブロックが林道まで
高く積み上げられている。

そのブロックの上の方で、ゴロゴロっと大きな音がし、木の枝や葉っぱが落ちてきた。

私は一瞬落石と思ったのだが、友人は「ウォーーー!」と大きな声を出しながら
岸際から一目散に離れた。

「クマ、熊が落ちてきよった!!
 熊が落ちてきそうになって、必死で斜面を這い上がって行きよった!!」
それを聞いて、私は熊よけのために胸にぶらさげていたホイッスルを必死に吹いた。
が、鳴らない。
気が付いたらフックリリーサーを咥えていた。

私が落石かと思ったのは、落熊だったのだ。
その熊は、友人がキャスティングしていた頭上で、
護岸のブロックに足を滑らせ途中までずり落ち、
必死にもがいて林道に這い上がっていったのだ。

もしあの熊があと一歩いや半歩でも脚を滑らせていたら、
熊は友人に降りかかっていたかもしれない。

熊が降ってくるなんて考えられないが、自然相手の渓流釣りでは
本当になにが起こるかわからない。

もう一つ、この日は貴重な体験をした。
と言うか今までに見たことのない、とんでもない大物を見た。
それは「ナメクジ」。15cmほどの巨大なナメクジ。
尺イワナや尺ヤマメはたまに目にすることはあるが
半尺ナメクジは始めてである。
これってホンマにナメクジ?
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by seiyoukebari | 2017-07-14 17:44 | 釣行記
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釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき

by 西洋毛鉤
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