2017年 11月 04日 ( 1 )

煤竹

先日のイベントで大柄な外国の方が、釣り具に興味を持ってくださった。
日本語はまったくできず、あまり英語が堪能でないホストファミリーの方と
一緒にイベント見物にこられていたようだ。

その方は米国のミシガン州で広大な山を持っていて、
その山にはウォールナットが茂り、それを切り出しておられるとか。
切り倒された直径1mほどのウォールナットの木と一緒に写っている
写真をみせてくれた。

その方も釣りをされるらしく、
私が展示していたフックリリーサーが目に留まったらしい。
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私がリリーサーに使っている材の話になり、
こちらが虎杢のカエデ・・・・英語でタイガーメイプル、
こちらは鳥目杢のカエデ・・・英語でバーズアイメイプル、
ほんでもってこちらが煤竹・・・・???
となり、煤竹の貴重さをなんとか解って貰おうと
あまり英語が堪能でないホストファミリーの方の通訳を介し煤竹の説明をするのだが、
通訳の方も煤竹の事はあまり知らないらしく、なかなか伝わらない。

煤竹ちゅうのは・・・
日本の古民家で天井裏に使われていた竹が
長年にわたり囲炉裏の煙に燻されて飴色に変化した竹で
囲炉裏がなくたった近年ではほとんでお目にかかれない
貴重な竹で・・・・
などと熱の入った説明を私がするのだが、
結局通訳しきれず、最後には通訳の方がスマホの中のGoogle君に
「すすだけ」と問いかけると、
スマホの中のGoogle君は
『Only soot』と答えてくれた。
((煤だけとちゃうねん、竹やねん竹・・・))

通訳の方が
「すす竹」と入力しなおすと、
スマホの中のGoogle君は
『soot bamboo』表示してくれた。
((煤でできた竹ちゃうねんけどなぁ・・・))

時の重みちゅうものがチッとも感じられない「soot bamboo」という単語で
煤竹の貴重さが伝わったのかどうかは定かではないが、
その方は煤竹のフックリリーサーを気に入ってくださった。


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by seiyoukebari | 2017-11-04 18:12 | ハンドクラフト | Trackback | Comments(0)


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
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