竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け その前に】
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竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け その前に】

いよいよリールシートの取り付け。
っと思ったのですが、リールシートを取り付けるときに一緒に取り付ける
ワインディングチェックが無かった事に気づき、作りました。

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ワインディングチェックは、グリップの先端につける金属のリングです。
グリップとブランクの付け根を綺麗に見せるためのもので
殆ど実用性はありません。



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作り方は、金属棒を旋盤でリング状に加工するだけですので、簡単にできます。
今回は、これを六角にしてみました。

6角にするのはちょっと難しそうですが、これも簡単です。
リング状に作ったチェックを、六角のテーパーの付いた道具
(本来は穴を広げたり、穴の面取りをするもの)に通し、
万力で少しづつ潰していきます。これで完成。
別に六角にこだわるほどでも無いです。

写真は
一枚目:リング状のチェック
二枚目:チェックを六角棒に通して万力に挟む前の所
三枚目:六角になったチェック。


次回こそ、【リールシートの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:00 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【グリップの取り付け】
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竹から竿へ・・・【グリップの取り付け】

グリップはコルクリングをブランクにボンドで接着してから整形します。
コルクリングの巾は2cm程度、グリップは15-18cmですので
8-9個のコルクリングを使います。

ボンドが乾いたら、旋盤を使って、旋盤のバイト、ヤスリ、紙やすりで
整形していきます。

グリップの形状は気にいった竿のグリップを参考にコピーします。
最初にバイトで削るとき、
参考にするグリップの太さを2cmごとに測り
その太さに削っていきます。
その次にヤスリで均して行く感じで削っていくと、
概ね参考にしたグリップの形状になります。
最後は紙やすりで仕上ます。

旋盤の上で紙やすりを使うのは
良くないのですが便利なので
ついつい使ってしまいます。

写真はグリップの整形の手順です。
一枚目:ブランクに通したコルクリングにボンドを付けて圧着
二枚目:旋盤のバイトで荒削り
三枚目:ヤスリで整形
四枚目:紙やすりで仕上げ

次回は【リールシートの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:53 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【塗装】
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竹から竿へ・・・【塗装】

やっと塗装を終えて一応ブランクが出来上がりました。
今回の塗装はウレタン二スのディッピングです。

ディッピングはニスを入れたパイプに、
ブランクを漬けてゆっくり引き上げます。
今回のブランクで13分ほどかけて引き上げます。
引き上げスピードは9cm/分くらいです。
ディッピング+乾燥を5回から6回(今回は5回)繰り返します。

3回目の前にネームを入れます。
またこの時、ムラがあるところは耐水ペーパーで均します。

ディッピングを終える毎に、乾燥機で乾かします。
1回の乾燥は3-4時間程度です。
乾燥機は粗大ゴミに捨てたあった家具をリサイクルしています。
上下に穴を空け、下から布団乾燥機で温風を送り乾燥します。
乾燥機に布団乾燥機を使うアイディアは
Kobaさん[ http://www.kobasfactory.com/ex/nuri.htm ]
がHPで紹介されていましたので参考にさせてもらいました。

写真は、
一枚目:塗装前のブランク
二枚目:ディッピングタンク
三枚目:ネームを入れたところ
四枚目:引き上げ装置
五枚目:乾燥機
六枚目:塗装を終えたブランク。今回はなかなか綺麗に塗装できました。

次回は【グリップの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:47 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【接着】
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竹から竿へ・・・【接着】

接着まで終わりました。

竿つくりで一番いやな作業が接着です。
接着は仕上削りが終わった竹片にボンドを塗って
バンダーで束ねます。

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接着のどこがいやな作業かというと、
他の作業は徐々に、様子を見ながら、ちょっとずつ慎重にさえすれば
それなりに出来るのですが、接着は一発勝負。
それに時間の制約を受けますので、結構あせってしまいます。
のんびりしていると接着剤が硬化を始めてしまいますし、
手はもちろん、作業小屋の床も机も、スリッパの底まで
ベトベトになります。
(こんな作業なので、接着作業中の写真は撮れません。)

束ねた後は、ブランクをねじれを取りながら直ぐにします。
蕎麦打ちで麺棒をゴロゴロするように
ブランクをは机の上で、ゴロゴロして真っ直ぐにします。
真っ直ぐにしたら、吊るして乾燥します。

乾燥の終わったブランクは、糸をほどきブランクに付いた接着剤を
サンドペーパーで取り去り、表面を綺麗に仕上げ塗装の準備に入ります。

接着材が固まり、束ねた糸をとって見たとき
ここまで一生懸命作ってきた竹片が
曲がってねじれたブランクになっていると
かなり落ち込んでしまいます。

写真は、接着が終わったブランクです。
一枚目:バインドしたブランクを吊りして乾燥中
二枚目:左2本が乾燥完了したもの。
    右から2本目は、バインドした糸をとったもの。
    右端は、サンドペーパーで接着剤を落としたもの。

次回はいよいのブランクの完成、塗装です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:40 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】

仕上げ削りも終盤にさしかかってきました。
前回紹介した仕上削り工程の、Tip部・仕上削り2回目まで終了しました。
仕上削りは小まめに鉋の刃を研ぎながらの作業となります。
竿つくりを楽しめる作業です。

写真はここまで削り終わった竹片です。
一枚目:各部の断面です。
     左からButt部のリールシート側
     真ん中は、Butt部のフェルール側
     右がTip部の先端です。
     各竹片の太さ(正三角形の高さ)は、3.81cm/2.21cm/0.81cmです。
     Tip部の先端に乗っているのは#24のフックです。
二枚目:竹片を束ねたところです。(一枚目の各部)
三枚目:荒削りから仕上げ削りで出る鉋屑です。
     左上が【荒削り】
     右上が【仕上削りButt部1回目】
     中央が【仕上削りTip部2回目】

次回は【接着】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:32 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】

やっと仕上げ削りです。
私の仕上げ削りの手順は概ね以下の通りです。

①Butt部の一回目
 プレーニングフォーム(PF)のButt側を、仕上げる竹片の太さ(深さ)にセットし
 そのPFに竹片を乗せ、カンナで削ります。
 ※PFにはButt側とTip側があり、当然Butt側の方が太く削るようになってます。

②測定
 削った竹片の太さを5インチ毎に測り、仕上げる太さとの誤差(6本の平均)を算出します。
 その誤差を考慮して再度PFをセットします。
 私のPFの場合、だいたい設定した値より0.2mm太く削れてしまいますので
 その分PFを浅く(細く仕上がる様)セットし直します。

③Butt部の二回目
 誤差を考慮してセットしたPFで仕上げます。
 目標としては、仕上の太さ~+0.03mm以内としていますが、あくまで目標という事です。

④Tip部の一回目
 PFのTip側を仕上げる竹片の太さにセットておき、
 PFをひっくり返してから、Butt側でTip部の一回目を削ります。
 私の場合、荒削りではテーパーを付けていませんので、いきなりPFのTip側で削ると
 竹片が安定しませんので、一回目はButt側でテーパーを付けます。

⑤Tip部の二回目
 PFをひっくり返して、Tip側でTip部の二回目を削ります。

⑥測定
 Buttと同じ様に、誤差を測定して、PFをセットし直します。

⑦Tip部の3回目
 誤差を勘案してセットしたPFで仕上げます。
 今回作っているPayne 97の場合、Tip先端の竹片は0.81mmです。
 太さ1mm以下の正三角柱を作るということですから、大変難しそうですが
 PFに沿って削るだけなので、案外簡単にできます。

写真は、Butt部の一回目の様子です。
一枚目:PFとディプスゲージ
     PFの竹辺をセットする“▽”の深さをディプスゲージで測定しながらセットします。
     PFはPFの隙間を開閉することで“▽”の深さを調節できる仕組みになっています。
二枚目:Tip先端から70インチにあたる所の太さを3.10mmにセットしたところです。
三枚目:左側がエナメルを剥がした竹片で、
     右側が一回目の仕上削りを終えたButt部のフェルール側。
四枚目:三枚目の写真のものを束ねたもの。
     ちょっと竿らしくなってきました。

次回は【仕上げ削り Tip部】を紹介する予定です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:28 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上げ削り その前に】
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竹から竿へ・・・【仕上げ削り その前に】

焼入れが終わり「さあ、仕上げ削り」と思っていましたが、
その前にひと工程やる事がありました。

竹の表皮にあたるエナメル質を削ります。
これにより、竹片の断面は扇形から正三角形になるわけです。
エナメルを落とした面がロッドの外側になるので、
傷とかを付けると、仕上げまでひびきます。

エナメル削りには、単目の平ヤスリ(刃が平行線状に付いたヤスリ)を使っています。
スクレーパープレーン(刃を直角に近い角度に付けたカンナ)で
削るのが一般的のようですが、平ヤスリの方が節に引っかかったりせず
綺麗に削れるような気がします。

写真はエナメル削りの様子です。
一枚目:エナメル削り用のPFに竹片を乗せ平ヤスリで
    エナメル面を削るところです。
    右上に写っているのは、6本分の竹片の削り粕です。
二枚目:左6本がエナメル削り前、右6本がエナメル削り後です。
    あまり綺麗に削れていませんが、最終的には接着後に表面を綺麗にします。


次回こそ【仕上げ削り】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:22 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【焼入れ】
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竹から竿へ・・・【焼入れ】


焼入れの方法は人により色々です。
代表的なところは
1.煙突のようなものに、熱源を入れて、その中に竹を入れる
  私のオーブンの方法です。
  私は熱源にヒーター棒を使っていますが、ニクロム線等を使うのが一般的なようです。

2.煙突のようなものに竹を入れて、それに外から熱を加える
  ガスコンロなどで竹を入れた煙突を加熱します。
  竿つくり仲間のJasseさんがこの方法でやっています。ご参考に。

3.竹を直接あぶる
  これは和竿の焼き入れの方法です。
  バンブーロッド作りでは、オーブントースターの側面の穴を空け、
  その中をゆっくり竹を通して焼き入れをされている方がおられます。

4.煙突のようなものを立てて、その中に竹を吊るし、下から加熱する。

5.煙突のようなものに竹を入れて、ヒートガンで熱風を送る。

私のオーブンはヒーター棒を使っていますので、
温度設定は温度計を見ながらスイッチをオンオフするだけで、簡単です。
ただヒーター棒は両端より真ん中が高温になる特性があるようで
どうしても焼きむらがでます。
最近の流行は、上記5.のビートガン方式のようです。
熱風が流れる筒の中に竹を入れて焼き入れしますので、
焼きむら無く、均一に焼入れができそうです。
私も購入(もしくは自作)を検討中です。

写真は焼き入れの様子です。
オーブン中央に入れた温度計で190度で5分毎に竹を入れ替え
合計30分間焼入れしたました。
一枚目:オーブンに竹をセットしたところ。
二枚目:焼入れ前
三枚目:左2本が焼入れ後


焼入れが終わって、竿作りの作業もやっと折り返し地点という感じです。
次回は【仕上げ削り】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:16 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【荒削り】
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竹から竿へ・・・【荒削り】

曲げ伸ばしが一通り終わったら荒削りです。
私の場合は、角材で作った荒削り用のプレーニングフォーム(PF)を使っています。
荒削り用のPFの溝は正三角形で深さは5mmです。
荒削り用のPFの溝の形(角度)については、諸説あるようですが
正三角形の溝のPFで概ね問題無い様に思います。

荒削りでは均一の太さ、つまり細長い正三角柱の竹片を作ります。
ビルダーによっては荒削りの段階で元より先を細くした
テーパー状(正三角錐)に削られる方もおられます。

1本の竿を作るのに12本の竹片を削る事になります。
今回は2本同時に作成していますので、24本。
竿つくりの作業では一番の力仕事。
頻繁にカンナの刃を研ぎながらの重労働です。

写真は荒削り過程です。
一枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPF
二枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPFと荒削り用カンナ
三枚目:荒削りを終えた竹片と、6本の竹片をテープで留めたところ
四枚目:荒削りで出たカンナ屑

この後、テープで留めた竹片を、バインダーで束ねて
次回は【焼きいれ】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:07 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【曲げ伸ばし】
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竹から竿へ・・・【曲げ伸ばし】

竿つくりで伸ばさないといけない曲がりは、色々あります。
・節部分の膨らみ
・節部分の凹み
・節部分での左右への曲がり
・節間部分での左右への曲がり
・節間部分での上下へのそり
・ねじれ 等など

曲がり直しは、アルコールランプで竹をあぶると言うか焼きながら
曲がりを取っていきます。
(仕上げ削りを終わった後は、ヒートガンであぶります。)

曲げ伸ばしは、色んな方法で色んな道具を使いながらの
気の長~い作業となります。
写真は、節部分の膨らみ・凹みを取っているところです。
一枚目:Befor
二枚目:万力に挟んで、膨らみを凹ましているところです
三枚目:自作の道具(竹いてこまし器)で、膨らみを凹ましているところ
    竹いてこまし器では、節部分の凹みを取るときや
    節間部分の曲がりを取るときにも使ってます。
四枚目:これも自作の道具で、節部分の膨らみを取っているところです。
五枚目:After

竿つくりでは、荒削りの前だけでなく、
気の付いた時々で、曲げ伸ばしをします。
荒削りの途中でも、仕上げ削りが終わった後でも、出来上がってからも。

秋の夜長、アルコールランプの火が、竹を焦がす臭いの中で、
竹の曲がりを伸ばすのも、なかなか良いものです。

次回は【荒削り】
曲げ伸ばしには時間がかかりますので
荒削りには当分移れません。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:00 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
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