竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】

仕上げ削りも終盤にさしかかってきました。
前回紹介した仕上削り工程の、Tip部・仕上削り2回目まで終了しました。
仕上削りは小まめに鉋の刃を研ぎながらの作業となります。
竿つくりを楽しめる作業です。

写真はここまで削り終わった竹片です。
一枚目:各部の断面です。
     左からButt部のリールシート側
     真ん中は、Butt部のフェルール側
     右がTip部の先端です。
     各竹片の太さ(正三角形の高さ)は、3.81cm/2.21cm/0.81cmです。
     Tip部の先端に乗っているのは#24のフックです。
二枚目:竹片を束ねたところです。(一枚目の各部)
三枚目:荒削りから仕上げ削りで出る鉋屑です。
     左上が【荒削り】
     右上が【仕上削りButt部1回目】
     中央が【仕上削りTip部2回目】

次回は【接着】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:32 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】

やっと仕上げ削りです。
私の仕上げ削りの手順は概ね以下の通りです。

①Butt部の一回目
 プレーニングフォーム(PF)のButt側を、仕上げる竹片の太さ(深さ)にセットし
 そのPFに竹片を乗せ、カンナで削ります。
 ※PFにはButt側とTip側があり、当然Butt側の方が太く削るようになってます。

②測定
 削った竹片の太さを5インチ毎に測り、仕上げる太さとの誤差(6本の平均)を算出します。
 その誤差を考慮して再度PFをセットします。
 私のPFの場合、だいたい設定した値より0.2mm太く削れてしまいますので
 その分PFを浅く(細く仕上がる様)セットし直します。

③Butt部の二回目
 誤差を考慮してセットしたPFで仕上げます。
 目標としては、仕上の太さ~+0.03mm以内としていますが、あくまで目標という事です。

④Tip部の一回目
 PFのTip側を仕上げる竹片の太さにセットておき、
 PFをひっくり返してから、Butt側でTip部の一回目を削ります。
 私の場合、荒削りではテーパーを付けていませんので、いきなりPFのTip側で削ると
 竹片が安定しませんので、一回目はButt側でテーパーを付けます。

⑤Tip部の二回目
 PFをひっくり返して、Tip側でTip部の二回目を削ります。

⑥測定
 Buttと同じ様に、誤差を測定して、PFをセットし直します。

⑦Tip部の3回目
 誤差を勘案してセットしたPFで仕上げます。
 今回作っているPayne 97の場合、Tip先端の竹片は0.81mmです。
 太さ1mm以下の正三角柱を作るということですから、大変難しそうですが
 PFに沿って削るだけなので、案外簡単にできます。

写真は、Butt部の一回目の様子です。
一枚目:PFとディプスゲージ
     PFの竹辺をセットする“▽”の深さをディプスゲージで測定しながらセットします。
     PFはPFの隙間を開閉することで“▽”の深さを調節できる仕組みになっています。
二枚目:Tip先端から70インチにあたる所の太さを3.10mmにセットしたところです。
三枚目:左側がエナメルを剥がした竹片で、
     右側が一回目の仕上削りを終えたButt部のフェルール側。
四枚目:三枚目の写真のものを束ねたもの。
     ちょっと竿らしくなってきました。

次回は【仕上げ削り Tip部】を紹介する予定です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:28 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上げ削り その前に】
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竹から竿へ・・・【仕上げ削り その前に】

焼入れが終わり「さあ、仕上げ削り」と思っていましたが、
その前にひと工程やる事がありました。

竹の表皮にあたるエナメル質を削ります。
これにより、竹片の断面は扇形から正三角形になるわけです。
エナメルを落とした面がロッドの外側になるので、
傷とかを付けると、仕上げまでひびきます。

エナメル削りには、単目の平ヤスリ(刃が平行線状に付いたヤスリ)を使っています。
スクレーパープレーン(刃を直角に近い角度に付けたカンナ)で
削るのが一般的のようですが、平ヤスリの方が節に引っかかったりせず
綺麗に削れるような気がします。

写真はエナメル削りの様子です。
一枚目:エナメル削り用のPFに竹片を乗せ平ヤスリで
    エナメル面を削るところです。
    右上に写っているのは、6本分の竹片の削り粕です。
二枚目:左6本がエナメル削り前、右6本がエナメル削り後です。
    あまり綺麗に削れていませんが、最終的には接着後に表面を綺麗にします。


次回こそ【仕上げ削り】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:22 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【焼入れ】
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竹から竿へ・・・【焼入れ】


焼入れの方法は人により色々です。
代表的なところは
1.煙突のようなものに、熱源を入れて、その中に竹を入れる
  私のオーブンの方法です。
  私は熱源にヒーター棒を使っていますが、ニクロム線等を使うのが一般的なようです。

2.煙突のようなものに竹を入れて、それに外から熱を加える
  ガスコンロなどで竹を入れた煙突を加熱します。
  竿つくり仲間のJasseさんがこの方法でやっています。ご参考に。

3.竹を直接あぶる
  これは和竿の焼き入れの方法です。
  バンブーロッド作りでは、オーブントースターの側面の穴を空け、
  その中をゆっくり竹を通して焼き入れをされている方がおられます。

4.煙突のようなものを立てて、その中に竹を吊るし、下から加熱する。

5.煙突のようなものに竹を入れて、ヒートガンで熱風を送る。

私のオーブンはヒーター棒を使っていますので、
温度設定は温度計を見ながらスイッチをオンオフするだけで、簡単です。
ただヒーター棒は両端より真ん中が高温になる特性があるようで
どうしても焼きむらがでます。
最近の流行は、上記5.のビートガン方式のようです。
熱風が流れる筒の中に竹を入れて焼き入れしますので、
焼きむら無く、均一に焼入れができそうです。
私も購入(もしくは自作)を検討中です。

写真は焼き入れの様子です。
オーブン中央に入れた温度計で190度で5分毎に竹を入れ替え
合計30分間焼入れしたました。
一枚目:オーブンに竹をセットしたところ。
二枚目:焼入れ前
三枚目:左2本が焼入れ後


焼入れが終わって、竿作りの作業もやっと折り返し地点という感じです。
次回は【仕上げ削り】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:16 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【荒削り】
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竹から竿へ・・・【荒削り】

曲げ伸ばしが一通り終わったら荒削りです。
私の場合は、角材で作った荒削り用のプレーニングフォーム(PF)を使っています。
荒削り用のPFの溝は正三角形で深さは5mmです。
荒削り用のPFの溝の形(角度)については、諸説あるようですが
正三角形の溝のPFで概ね問題無い様に思います。

荒削りでは均一の太さ、つまり細長い正三角柱の竹片を作ります。
ビルダーによっては荒削りの段階で元より先を細くした
テーパー状(正三角錐)に削られる方もおられます。

1本の竿を作るのに12本の竹片を削る事になります。
今回は2本同時に作成していますので、24本。
竿つくりの作業では一番の力仕事。
頻繁にカンナの刃を研ぎながらの重労働です。

写真は荒削り過程です。
一枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPF
二枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPFと荒削り用カンナ
三枚目:荒削りを終えた竹片と、6本の竹片をテープで留めたところ
四枚目:荒削りで出たカンナ屑

この後、テープで留めた竹片を、バインダーで束ねて
次回は【焼きいれ】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:07 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【曲げ伸ばし】
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竹から竿へ・・・【曲げ伸ばし】

竿つくりで伸ばさないといけない曲がりは、色々あります。
・節部分の膨らみ
・節部分の凹み
・節部分での左右への曲がり
・節間部分での左右への曲がり
・節間部分での上下へのそり
・ねじれ 等など

曲がり直しは、アルコールランプで竹をあぶると言うか焼きながら
曲がりを取っていきます。
(仕上げ削りを終わった後は、ヒートガンであぶります。)

曲げ伸ばしは、色んな方法で色んな道具を使いながらの
気の長~い作業となります。
写真は、節部分の膨らみ・凹みを取っているところです。
一枚目:Befor
二枚目:万力に挟んで、膨らみを凹ましているところです
三枚目:自作の道具(竹いてこまし器)で、膨らみを凹ましているところ
    竹いてこまし器では、節部分の凹みを取るときや
    節間部分の曲がりを取るときにも使ってます。
四枚目:これも自作の道具で、節部分の膨らみを取っているところです。
五枚目:After

竿つくりでは、荒削りの前だけでなく、
気の付いた時々で、曲げ伸ばしをします。
荒削りの途中でも、仕上げ削りが終わった後でも、出来上がってからも。

秋の夜長、アルコールランプの火が、竹を焦がす臭いの中で、
竹の曲がりを伸ばすのも、なかなか良いものです。

次回は【荒削り】
曲げ伸ばしには時間がかかりますので
荒削りには当分移れません。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:00 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【竹割り】
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竹から竿へ・・・【竹割り】

◎竹割り
まずは、丸竹を竿作りに使う竹片にします。
手順としては、
・竹割り鉈(6分割用)で丸竹を6本の竹片にします。
・その6本の竹片をさらに、Maxさん考案の竹割器で、半分、さらに半分にして
 24本の竹片を作ります。
1本のバンブーロッドには6本の竹片を使いますので
1本の丸竹(24本の竹片)から、4本のバンブーロッドを
作ることができる勘定になります。

◎切断
次に、作る竿のレングスに合わせて、竹片を切断します。
このとき、6本の竹片の節が同じ位置にこないよう切りそろえます。
また、節がトップガイドのすぐ下や、フェルールの前後に
来ないようにも気をつけます。
竹の節は他の部分より硬いため、どうしても節の前後が折れやすくなります。
節の位置をずらす事によって、折れにくくするのが目的です。

一枚目の写真は切断を終えた状態です。
ロッド2本分、Butt/Tipあわせて24本の竹片です。

◎節均し
竹の節は、外側に膨らんでいます。
外側に膨みがあると、均一の太さに削れないので、この段階で概ね均しておきます。
二枚目からの写真は節均し作業の写真です。


次回は【曲げ伸ばし】
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 13:53 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・(序)
禁漁になり、竿つくりを始めました。

ホームページでは色んな方が竿の作り方を紹介されています。
私も、自分のHPで竿つくりで使う道具を紹介しています。

Blogではあまり製作工程を紹介されていませんので
竹が竿になっていく様子をかいつまんで紹介していきたいと思います。
完成予定は・・・・クリスマスごろ・・・かな。


バンブーロッドの作成には幾つもの工程があります。
大まかには、
1.竹割り
2.曲げ伸ばし
3.荒削り
4.火入れ
5.仕上げ削り
6.塗装
7.グリップの取り付け
8.リールシートの取り付け
9.ラッピング(ガイドの取り付け)
といった所です。

そのほか、フェルール、リールシート、フックキーパーなどを自作します。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 13:42 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

リールシート作り
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シーズンも終了。竿作りを始めました。

私の竿作りも今度の竿で20本になります。
20本目節目の竿は私をフライフィッシングの世界に釣り上げてくれた
釣の師匠にプレゼントしようと思っています。
何時ものように2本並行作成。


テ-パーは、Payne 97。
今まで作ったことのない竿ですが
噂によるとなかなかいいアクションとか。

今回は、リールシート作りから始めました。
材は桜と黒柿。共に桐油のオイルフィニッシュ。

桜は品の良い色でバンブーロッドに良くマッチします。
樺や花梨などの瘤材は綺麗な杢がでて面白いのですが
今は桜が一番のお気に入りです。
黒柿は落ち着いた色合いでフレーミングした竿には
きっと良く似合うと思います。

黒柿の方に付けるキャップ&リングには
ブルーイングを施してみました。
写真ではあまり違いが解りませんが
実物は結構黒く染まって、黒柿にマッチしてます。

ブランクはオーブンで少しフレーミング気味に
焼きを入れる予定。

ラッピングの色で悩んでいます。
やっぱりシースルーかな・・・
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 13:41 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

なんとか完成--その後
なんとか完成した2本の竿で入魂釣行。

いつもの狭いホームグラウンドとは違ってちょっと広い渓。
なれないロングキャストなんかをしたりなんかしたりして。
岩魚で入魂。

55”位置のDimensionがどっちがどっちで
フレーミングが施してあろうとなかろうと
多少ねじれていようが、曲がっていようが
先が細くなってりゃ大差なし。

同じように釣れて、
同じようにばらして
同じように楽しい釣りができました。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 13:38 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
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