竹から竿へ・・・【やっと完成 その2】
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竹から竿へ・・・【やっと完成 その2】

バンブーロッドの製作工程をBlogで紹介しながら作ってきた竿もこれで一応完成です。
一応というのは、ラッピングに失敗したところがあり、やり直そうかと思っているからです。
それからもう一つ大事な作業、実釣がまだですから。釣れないことにはただの棒、釣れてこそ魔法の杖です。

竿つくりをされている方からすれば、こんな恥ずかしい竿をよくもBlogで紹介するな~っといった所でしょう。
でも竿つくりの経験の無い方には多少興味を持っていただけたのではないかと思っています。
少しでも工程を知っていただければ、道具への愛着もわき、長く付き合うきっかけになるかと思います。

完成したこちらの竿は、春爛漫、アマゴ釣りのイメージです。写真は こちら。
と言っても、テーパーはもう一本と同じです。
要するに見かけを変えただけという事です。
リールシートに桜を使い、スレッドは若葉の緑色とアマゴの朱点の朱色を使いアマゴをイメージ・・・
そのまんまやないか~!と突っ込まれそうなほど、そのまんまです。

サンデービルダーにとってはテーパーよりこの見かけが大事なのです。
竿を振ったところでテーパーの違いは解らないし、
1時間も釣っていれば、テーパーからくる違和感は解消され
釣りに夢中になっているのが、私の釣りですから。。。

それよりも綺麗な塗装に輝くラッピング はたまた
渋~いオイルフィニッシュや木綿糸の素朴なラッピング。
いろいろとやって見たいことが尽きません。

機会がありましたら、Blogでお知り合いになった方々との、
釣りバトルの景品に提供させていただきますのでお楽しみに~!

・・・こんな竿いらん??
・・・誰、そんなこと言ってるの!!
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:14 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【やっと完成 その1】

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竹から竿へ・・・【やっと完成 その1】

10月の初めから作り始めた2本の竿のうち、1本がやっと完成しました。
盛夏の源流域でのイワナ釣りをイメージして作った竿です。
写真は こちら。

今回はラッピングのスレッドに木綿糸を使ってみました。

バンブーロッドのラッピングでは、
白もしくはゴールドや薄い色のシルクのスレッドでガイドをと止め
エポキシ系のコーティング材を塗ることで、
糸が透明にすけ、糸の下になったガイドのフットまで綺麗に見せる
シースルーに人気があります。
コーティング材で仕上ると、表面はガラス質のピカピカに仕上ることができます。

でも今回はあえて、木綿糸にニスでコーティングをして
素朴な感じで、源流のイワナ釣りをイメージ。

ワイディングチェックは真鍮。こちらも時間が経てば渋い色合いになる予定。
それにしてもグリップのコルク、穴だらけ。もうちょっと良いのを使わないと・・・

次回は、【やっと完成 その2】
こちらは、スレッドの色を代え、初夏のアマゴ調です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:11 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【フェルールの製作】
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竹から竿へ・・・【フェルールの製作】

フェルールは1セット5000円。旋盤を買って20個も作ったら元は取れる!
それに旋盤があったらリールシートも作れるし。。。
と自分で口実を作って買った旋盤があるので、やっぱりフェルールは自作することにしました。


プロのバンブーロッドビルダーの方でも、フェルールを自作されている方が多いようです。
日本の職人さんの仕事はどちらかというと分業がされているので、
竹を削るのがプロの人が、旋盤を回して鉄棒を削るっていうのは、
私個人的にはちょっと違和感があります。

でも私はアマチュア。
作る事が趣味ですので、出来る事からこつこつと。

私のフェルールの作成手順は以下の通りです。
①フェルールのオスの形状のものを2個作ります。
  一個はそのままTIP側に付ける、本来のオス。
  もう一個は、メスフェルールの部品となるものです。(仮にメスオスとします)
②メスの外側を作ります(仮にメスメスとします)
③メスメスにメスオスを入れて、半田付けしてます。、
  これがBUTT側に付けるメスになります。

写真は
一枚目:フェルールの構造
二枚目:上段が出来上がったもので、中段がメスメスとオス。下段がメスオス。

次回はもう完成・・・かな・・・・
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:08 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け】
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竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け】

やっとリールシートを取り付けました。
作業としては、
リールシートに入る部分のブランクをリールシートの穴の太さに削り、
後は上下の位置の気をつけて接着剤を塗って、
C&Rと一緒に固定するだけです。

こんな作業でもいろいろ失敗したことがあります。
リールシートのリールを取り付ける面は当然ガイドの面と一緒にならないとまずいのですが
出来上がったでリールをつけて、ラインを通そうとしたら、30度ほどずれていたことがあります。
また、リールをつけようとしたら、リングを入れるのを忘れていたことも。
当然グリップとリールシートの間にいれる薄いリング(チェック)を入れるのを忘れたこともあります。

そうして今回、接着を完了したリールシートに、リールを付けて確認していたところ
ハーディのリールはちゃんと装着できたのですが、フルーガーのメダリストが
装着できません。ハーディのリールフットに合わせてリールシートを作ってため、
フットが少し長いフルーガーは付けられない事が判明。
どうしよう・・・・
自分が作ったリールシートを壊して取り替えるのはできないので
リールフットを削るか、ハーディ専用にしようか・・・

写真はリールシートの取り付けまで完了したブランクです。
黒柿のリールシート・・・良いな~。

次回は【フェルール/ガイドの取り付け】です。

ううん!ここに来てまた問題。
付けるフェルールが無い!!
買おうかな・・・作ろうかな・・・・
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:04 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け その前に】
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竹から竿へ・・・【リールシートの取り付け その前に】

いよいよリールシートの取り付け。
っと思ったのですが、リールシートを取り付けるときに一緒に取り付ける
ワインディングチェックが無かった事に気づき、作りました。

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ワインディングチェックは、グリップの先端につける金属のリングです。
グリップとブランクの付け根を綺麗に見せるためのもので
殆ど実用性はありません。



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作り方は、金属棒を旋盤でリング状に加工するだけですので、簡単にできます。
今回は、これを六角にしてみました。

6角にするのはちょっと難しそうですが、これも簡単です。
リング状に作ったチェックを、六角のテーパーの付いた道具
(本来は穴を広げたり、穴の面取りをするもの)に通し、
万力で少しづつ潰していきます。これで完成。
別に六角にこだわるほどでも無いです。

写真は
一枚目:リング状のチェック
二枚目:チェックを六角棒に通して万力に挟む前の所
三枚目:六角になったチェック。


次回こそ、【リールシートの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 15:00 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【グリップの取り付け】
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竹から竿へ・・・【グリップの取り付け】

グリップはコルクリングをブランクにボンドで接着してから整形します。
コルクリングの巾は2cm程度、グリップは15-18cmですので
8-9個のコルクリングを使います。

ボンドが乾いたら、旋盤を使って、旋盤のバイト、ヤスリ、紙やすりで
整形していきます。

グリップの形状は気にいった竿のグリップを参考にコピーします。
最初にバイトで削るとき、
参考にするグリップの太さを2cmごとに測り
その太さに削っていきます。
その次にヤスリで均して行く感じで削っていくと、
概ね参考にしたグリップの形状になります。
最後は紙やすりで仕上ます。

旋盤の上で紙やすりを使うのは
良くないのですが便利なので
ついつい使ってしまいます。

写真はグリップの整形の手順です。
一枚目:ブランクに通したコルクリングにボンドを付けて圧着
二枚目:旋盤のバイトで荒削り
三枚目:ヤスリで整形
四枚目:紙やすりで仕上げ

次回は【リールシートの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:53 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【塗装】
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竹から竿へ・・・【塗装】

やっと塗装を終えて一応ブランクが出来上がりました。
今回の塗装はウレタン二スのディッピングです。

ディッピングはニスを入れたパイプに、
ブランクを漬けてゆっくり引き上げます。
今回のブランクで13分ほどかけて引き上げます。
引き上げスピードは9cm/分くらいです。
ディッピング+乾燥を5回から6回(今回は5回)繰り返します。

3回目の前にネームを入れます。
またこの時、ムラがあるところは耐水ペーパーで均します。

ディッピングを終える毎に、乾燥機で乾かします。
1回の乾燥は3-4時間程度です。
乾燥機は粗大ゴミに捨てたあった家具をリサイクルしています。
上下に穴を空け、下から布団乾燥機で温風を送り乾燥します。
乾燥機に布団乾燥機を使うアイディアは
Kobaさん[ http://www.kobasfactory.com/ex/nuri.htm ]
がHPで紹介されていましたので参考にさせてもらいました。

写真は、
一枚目:塗装前のブランク
二枚目:ディッピングタンク
三枚目:ネームを入れたところ
四枚目:引き上げ装置
五枚目:乾燥機
六枚目:塗装を終えたブランク。今回はなかなか綺麗に塗装できました。

次回は【グリップの取り付け】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:47 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【接着】
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竹から竿へ・・・【接着】

接着まで終わりました。

竿つくりで一番いやな作業が接着です。
接着は仕上削りが終わった竹片にボンドを塗って
バンダーで束ねます。

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接着のどこがいやな作業かというと、
他の作業は徐々に、様子を見ながら、ちょっとずつ慎重にさえすれば
それなりに出来るのですが、接着は一発勝負。
それに時間の制約を受けますので、結構あせってしまいます。
のんびりしていると接着剤が硬化を始めてしまいますし、
手はもちろん、作業小屋の床も机も、スリッパの底まで
ベトベトになります。
(こんな作業なので、接着作業中の写真は撮れません。)

束ねた後は、ブランクをねじれを取りながら直ぐにします。
蕎麦打ちで麺棒をゴロゴロするように
ブランクをは机の上で、ゴロゴロして真っ直ぐにします。
真っ直ぐにしたら、吊るして乾燥します。

乾燥の終わったブランクは、糸をほどきブランクに付いた接着剤を
サンドペーパーで取り去り、表面を綺麗に仕上げ塗装の準備に入ります。

接着材が固まり、束ねた糸をとって見たとき
ここまで一生懸命作ってきた竹片が
曲がってねじれたブランクになっていると
かなり落ち込んでしまいます。

写真は、接着が終わったブランクです。
一枚目:バインドしたブランクを吊りして乾燥中
二枚目:左2本が乾燥完了したもの。
    右から2本目は、バインドした糸をとったもの。
    右端は、サンドペーパーで接着剤を落としたもの。

次回はいよいのブランクの完成、塗装です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:40 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Tip部】

仕上げ削りも終盤にさしかかってきました。
前回紹介した仕上削り工程の、Tip部・仕上削り2回目まで終了しました。
仕上削りは小まめに鉋の刃を研ぎながらの作業となります。
竿つくりを楽しめる作業です。

写真はここまで削り終わった竹片です。
一枚目:各部の断面です。
     左からButt部のリールシート側
     真ん中は、Butt部のフェルール側
     右がTip部の先端です。
     各竹片の太さ(正三角形の高さ)は、3.81cm/2.21cm/0.81cmです。
     Tip部の先端に乗っているのは#24のフックです。
二枚目:竹片を束ねたところです。(一枚目の各部)
三枚目:荒削りから仕上げ削りで出る鉋屑です。
     左上が【荒削り】
     右上が【仕上削りButt部1回目】
     中央が【仕上削りTip部2回目】

次回は【接着】です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:32 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)

竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】
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竹から竿へ・・・【仕上削り Butt部】

やっと仕上げ削りです。
私の仕上げ削りの手順は概ね以下の通りです。

①Butt部の一回目
 プレーニングフォーム(PF)のButt側を、仕上げる竹片の太さ(深さ)にセットし
 そのPFに竹片を乗せ、カンナで削ります。
 ※PFにはButt側とTip側があり、当然Butt側の方が太く削るようになってます。

②測定
 削った竹片の太さを5インチ毎に測り、仕上げる太さとの誤差(6本の平均)を算出します。
 その誤差を考慮して再度PFをセットします。
 私のPFの場合、だいたい設定した値より0.2mm太く削れてしまいますので
 その分PFを浅く(細く仕上がる様)セットし直します。

③Butt部の二回目
 誤差を考慮してセットしたPFで仕上げます。
 目標としては、仕上の太さ~+0.03mm以内としていますが、あくまで目標という事です。

④Tip部の一回目
 PFのTip側を仕上げる竹片の太さにセットておき、
 PFをひっくり返してから、Butt側でTip部の一回目を削ります。
 私の場合、荒削りではテーパーを付けていませんので、いきなりPFのTip側で削ると
 竹片が安定しませんので、一回目はButt側でテーパーを付けます。

⑤Tip部の二回目
 PFをひっくり返して、Tip側でTip部の二回目を削ります。

⑥測定
 Buttと同じ様に、誤差を測定して、PFをセットし直します。

⑦Tip部の3回目
 誤差を勘案してセットしたPFで仕上げます。
 今回作っているPayne 97の場合、Tip先端の竹片は0.81mmです。
 太さ1mm以下の正三角柱を作るということですから、大変難しそうですが
 PFに沿って削るだけなので、案外簡単にできます。

写真は、Butt部の一回目の様子です。
一枚目:PFとディプスゲージ
     PFの竹辺をセットする“▽”の深さをディプスゲージで測定しながらセットします。
     PFはPFの隙間を開閉することで“▽”の深さを調節できる仕組みになっています。
二枚目:Tip先端から70インチにあたる所の太さを3.10mmにセットしたところです。
三枚目:左側がエナメルを剥がした竹片で、
     右側が一回目の仕上削りを終えたButt部のフェルール側。
四枚目:三枚目の写真のものを束ねたもの。
     ちょっと竿らしくなってきました。

次回は【仕上げ削り Tip部】を紹介する予定です。
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# by seiyoukebari | 2006-01-28 14:28 | バンブーロッド | Trackback | Comments(0)


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき
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