クラフトの為のクラフト、治具づくりをいくつかやった。
一つめは、中空ロッド作成のための、中抜きプレーニングフォーム
以前から中空の竿を作ってみたかったので、中抜きする治具を作ってみた。
1.5mmの深さを持つ中抜きプレーニングフォーム。
仕上げ削りした竹片をこれにセットし、プレーニングフォームからはみ出たところを
きさげ加工するか、カンナで削れば、厚さ1.5mmの竹片が出来上がる予定。
うまくいくかな?
構造は至って簡単だが、精度はなかなかでない。
組み上げて深さを測定してみると、場所によって0.1mmほどの誤差がでていた。
まあ、こんなもんでしょう。
二つ目は、額の角だし用治具
枠材を45度に切って組む形の額を作る時、一番難しいのが角出し。
福永さんのフィッシュクラフト用の額は、厚みはあるものの、枠材幅が20mm程度なので
角を45度に切るのは、スライドノコギリの切断角度を45度にセットして
切るだけでそれほど問題ない。
今回嫁さんから頼まれた額は、厚みはないものの、幅が90mmなので
スライドノコギリで切断角度を45度にセットして切って組んでみると、
ほんの少し隙間ができてしまう。
ほんの少し、丸ノコの刃の厚み程もないこの隙間が致命傷。
安物のスライドノコギリでは限界の様だ。
ここは、なんとかしておきたいので、治具を作って再挑戦。
三つ目は、額の角に施すチギリの溝入れ用治具
いつもはルーターで溝入れをしているが、
今回嫁さんから頼まれた額は、厚みが薄いため、
丸のこで溝入れをすることにした。