バンブーロッドには、ちょっと変わったところで、
節の部分を取り除いて作ったノードレスロッドや
竹製フェルールを使ったバンブーロッドがあります。
竿の中心をくりぬいた中空(hollow)なんていうのもあります。
最近はこういうのがはやりのようで、竿作りの道具を扱うお店にも、
そういう竿を作る道具がラインアップされるようになりました。
中空(hollow)は、竿をストロー状にすることで
反発力を得ることができると言われています。
当然カーボンロッドなどは、素材そのものの特性で、
竹より反発力に優れているのでしょうが
中空になっていることで、さらに反発力を得ている・・・・・のかな?
中空の竿が曲がると、曲がった竿の断面は楕円にひしゃげます。
このひしゃげた竿が元の円に戻ろうとする力が、反発力となる・・・・らしいです。
当然中をくり抜くわけですから、軽量化にもつながります。
まあ理屈はどうでもいいですし
重さや低反発力をバンブーロッドの欠点とも思っていないので
それほど中空にこだわりはないのですが、
とりあえず作ってみたかったので、今回は中空に挑戦です。
ネットで中空ロッドの作り方やその画像をみると
みなさん綺麗に削られています。
でも、どうやって削っているのかはなかなか解りません。
カンナでは削れないし、ヤスリ?
それともサンドペーパーかベルトサンダー?
最初は、先日作った
中抜きプレーニングフォームの上で
切り出しナイフできさげて削ろうとしたのですがうまくいかず
結局、切り出しナイフで削りとりました。
初めての作業で、なかなかうまくいきませんでしたが、
なんとか形にはなりました。
この竿は、中空を試したくて作り始めたもので、真竹で作っています。
リールシートやラッピングをどうするかは、まだなにも決まってませんが
C&Rは
Jasseさんに作ってもらった
銀製のポケット形C&Rを付けます。
テーパーはPayne97。
同じテーパーで以前作ったトンキンの竿との振り比べが楽しみです。