人気ブログランキング | 話題のタグを見る


煤竹のフックリリーサー
 
作業小屋の片付けをしていたら、煤竹の切れ端が出てきた。

煤竹で作られた茶道具などは、なんともいえない色合いで
茶杓なんかはお茶など習ったことのない者でも、手元に置きたいと思ってしまう。

あの色艶はどうやったらでるのか。
以前から煤竹の磨き方が気になっていたので、ネットで調べてみると
古い茅や藁でみがくと良いと、書いてあったのでやってみた。

煤竹のフックリリーサー_f0053342_9362942.jpg
右が磨く前で、左が磨いた後。
数十年かそれ以上、毎日いろりやおくどさんの煙で燻されていた竹が、綺麗によみがえった。
このまま箸にして使えそうだが、またまたフックリリーサーにしてみた。

煤竹のフックリリーサー_f0053342_9363883.jpg
なかなか渋い。
それこそ茶杓を思わす雅なフックリリーサー。

そこそこ綺麗に仕上がってはいるが、今ひとつ色艶が足りない気がしたので
近所の竹屋さんに電話して煤竹の磨き方を聞いたら、丁寧に教えてくださった。

竹屋さんからの教えは・・・・・・
  一、水をはった桶に籾殻を入れ、濡れた籾殻で汚れを落とす。
  二、乾かす。
  三、火であぶり、布で磨く。
    くれぐれも磨きすぎず、炙りすぎず。


最近はちょっと解らないことがあったら、すぐネットで調べてしまうが
はじめから竹屋さんに聞けばよかった・・・・・
やっぱり職人さんの生の声はちゃうなぁ。



煤竹のフックリリーサー_f0053342_16311932.jpg

by seiyoukebari | 2014-01-18 18:28 | ハンドクラフト
<< And sometimes t... 柿のフックリリーサー >>


釣り人の手から逃れたイワナのつぶやき

by 西洋毛鉤
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31