作業小屋の片付けをしていたら、煤竹の切れ端が出てきた。
煤竹で作られた茶道具などは、なんともいえない色合いで
茶杓なんかはお茶など習ったことのない者でも、手元に置きたいと思ってしまう。
あの色艶はどうやったらでるのか。
以前から煤竹の磨き方が気になっていたので、ネットで調べてみると
古い茅や藁でみがくと良いと、書いてあったのでやってみた。
右が磨く前で、左が磨いた後。
数十年かそれ以上、毎日いろりやおくどさんの煙で燻されていた竹が、綺麗によみがえった。
このまま箸にして使えそうだが、またまたフックリリーサーにしてみた。
なかなか渋い。
それこそ茶杓を思わす雅なフックリリーサー。
そこそこ綺麗に仕上がってはいるが、今ひとつ色艶が足りない気がしたので
近所の竹屋さんに電話して煤竹の磨き方を聞いたら、丁寧に教えてくださった。
竹屋さんからの教えは・・・・・・
一、水をはった桶に籾殻を入れ、濡れた籾殻で汚れを落とす。
二、乾かす。
三、火であぶり、布で磨く。
くれぐれも磨きすぎず、炙りすぎず。
最近はちょっと解らないことがあったら、すぐネットで調べてしまうが
はじめから竹屋さんに聞けばよかった・・・・・
やっぱり職人さんの生の声はちゃうなぁ。