ゆっくりゆっくり台風が歩き去り、
上流域はそろそろ増水した水が引きはじめて
良い感のじになっていることを期待して、北陸へ。
下流、中流はまだ濁りが入り、水の勢いも強くて釣りは出来そうになかったが、
上流はささ濁りで、なんとか竿がだせるかなぁ・・・・・と
車を降りて川の様子を見ようとドアを開けた途端、
大量のアブが車にに入りこみ、あえなく退散。
この時期、北陸はオロロが大量発生することは知っていたが、
今回ほどの大群に襲われたのは初めてで、それこそ車から手も足も出せなかった。
と言うことで、越前観光を満喫してきた。
まずは、恐竜博物館。
とりわけ恐竜に興味があった訳ではないが、
毎年何回も世界三大恐竜博物館の前を素通りしているので、
恐竜にご挨拶してきた。
まだ9時過ぎだというのに、館内は子供連れのご家族でごった返していた。
恐竜にあまり興味のない、中年夫婦にはちょっと場違いな感じ。
次は、中年夫婦が以前から行ってみたかった、平泉寺白山神社。
車が参道に入った瞬間、空気が変わった。
両脇に杉の大木が茂り、石畳を苔が覆う。
鳥居をくぐると、本社まで緩い石の階段がつづき、苔に覆われた庭が広がっている。
緑と蝉の声に包まれ、中年夫婦には猛暑で失っていた生気が蘇る。
この後、地元の親戚の方に教えたもらったお勧めのお蕎麦屋さんいに行き、
久々に、本当に辛いおろし蕎麦を堪能した。
午後からは、眼鏡博物館・越前刃物ナイフレッジ・越前漆器うるしの里会館・越前和紙の里と
越前の匠の技を見学。
そして大瀧神社へ。
ここは、複雑な曲線の檜皮葺の屋根をもつ社殿と、社殿に施された彫り物で名高い。
特に正面左右にある龍の彫り物は、龍が持つ玉が手の中で回るように彫られている。
木工好きのおっさんには、化石の竜より木彫りの龍の方が興味深かった。
この辺りは昔から雪が深く、冬場に家の中でできる仕事として、
こういった職人による匠の技が磨かれてきたそうだ。
北陸、面白い。