竹から竿へ・・・【曲げ伸ばし】
竿つくりで伸ばさないといけない曲がりは、色々あります。
・節部分の膨らみ
・節部分の凹み
・節部分での左右への曲がり
・節間部分での左右への曲がり
・節間部分での上下へのそり
・ねじれ 等など
曲がり直しは、アルコールランプで竹をあぶると言うか焼きながら
曲がりを取っていきます。
(仕上げ削りを終わった後は、ヒートガンであぶります。)
曲げ伸ばしは、色んな方法で色んな道具を使いながらの
気の長~い作業となります。
写真は、節部分の膨らみ・凹みを取っているところです。
一枚目:Befor
二枚目:万力に挟んで、膨らみを凹ましているところです
三枚目:自作の道具(竹いてこまし器)で、膨らみを凹ましているところ
竹いてこまし器では、節部分の凹みを取るときや
節間部分の曲がりを取るときにも使ってます。
四枚目:これも自作の道具で、節部分の膨らみを取っているところです。
五枚目:After
竿つくりでは、荒削りの前だけでなく、
気の付いた時々で、曲げ伸ばしをします。
荒削りの途中でも、仕上げ削りが終わった後でも、出来上がってからも。
秋の夜長、アルコールランプの火が、竹を焦がす臭いの中で、
竹の曲がりを伸ばすのも、なかなか良いものです。
次回は【荒削り】
曲げ伸ばしには時間がかかりますので
荒削りには当分移れません。