竹から竿へ・・・【荒削り】
曲げ伸ばしが一通り終わったら荒削りです。
私の場合は、角材で作った荒削り用のプレーニングフォーム(PF)を使っています。
荒削り用のPFの溝は正三角形で深さは5mmです。
荒削り用のPFの溝の形(角度)については、諸説あるようですが
正三角形の溝のPFで概ね問題無い様に思います。
荒削りでは均一の太さ、つまり細長い正三角柱の竹片を作ります。
ビルダーによっては荒削りの段階で元より先を細くした
テーパー状(正三角錐)に削られる方もおられます。
1本の竿を作るのに12本の竹片を削る事になります。
今回は2本同時に作成していますので、24本。
竿つくりの作業では一番の力仕事。
頻繁にカンナの刃を研ぎながらの重労働です。
写真は荒削り過程です。
一枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPF
二枚目:荒削り前の竹片と荒削り用のPFと荒削り用カンナ
三枚目:荒削りを終えた竹片と、6本の竹片をテープで留めたところ
四枚目:荒削りで出たカンナ屑
この後、テープで留めた竹片を、バインダーで束ねて
次回は【焼きいれ】です。