竹から竿へ・・・【焼入れ】
焼入れの方法は人により色々です。
代表的なところは
1.煙突のようなものに、熱源を入れて、その中に竹を入れる
私のオーブンの方法です。
私は熱源にヒーター棒を使っていますが、ニクロム線等を使うのが一般的なようです。
2.煙突のようなものに竹を入れて、それに外から熱を加える
ガスコンロなどで竹を入れた煙突を加熱します。
竿つくり仲間の
Jasseさんがこの方法でやっています。ご参考に。
3.竹を直接あぶる
これは和竿の焼き入れの方法です。
バンブーロッド作りでは、オーブントースターの側面の穴を空け、
その中をゆっくり竹を通して焼き入れをされている方がおられます。
4.煙突のようなものを立てて、その中に竹を吊るし、下から加熱する。
5.煙突のようなものに竹を入れて、ヒートガンで熱風を送る。
私のオーブンはヒーター棒を使っていますので、
温度設定は温度計を見ながらスイッチをオンオフするだけで、簡単です。
ただヒーター棒は両端より真ん中が高温になる特性があるようで
どうしても焼きむらがでます。
最近の流行は、上記5.のビートガン方式のようです。
熱風が流れる筒の中に竹を入れて焼き入れしますので、
焼きむら無く、均一に焼入れができそうです。
私も購入(もしくは自作)を検討中です。
写真は焼き入れの様子です。
オーブン中央に入れた温度計で190度で5分毎に竹を入れ替え
合計30分間焼入れしたました。
一枚目:オーブンに竹をセットしたところ。
二枚目:焼入れ前
三枚目:左2本が焼入れ後
焼入れが終わって、竿作りの作業もやっと折り返し地点という感じです。
次回は【仕上げ削り】です。